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日本ハム・大谷翔平投手(20)が、今オフの契約更改交渉で今季の3000万円から年俸1億円を超える提示を受けることが濃厚となった。
球団関係者は「野手と投手は別々で査定しているが、チームへの貢献度は大きいってものではない。ポイントは高くなる」と説明。高卒3年目で1億円を突破すれば、西武・松坂(現メッツ)以来、史上2人目となる。
球団では06年にダルビッシュ(現レンジャーズ)が同じ高卒2年目で12勝5敗、防御率2・89の成績を残し、3000万円から年俸7200万円に大幅アップしたモデルケースがある。今季の大谷は11勝4敗、同2・61。投球回数155回1/3、179奪三振は、同年のダルビッシュの同149回2/3、115奪三振を上回っており、投手だけでも同等以上の成績を残している。さらに、日本人投手最速の162キロをマークした。
加えて、野手としても9月7日のオリックス戦(京セラドーム)で10号を放ち、日本では史上初めての同一シーズン「2桁本塁打&2桁勝利」を達成。打率・274、31打点も昨季の成績を上回った。CSでもファーストSから2試合に先発して1勝、野手としても3試合にスタメン出場するなど、その貢献度は計り知れない。さらに日本ハムの査定ではメディア露出度、話題性なども加味され、グッズ販売で中田を抑えて1番人気の大谷にはプラス材料となる。
CSファイナルSでの敗退翌日のこの日、大谷は福岡から札幌に戻った。札幌ドームでロッカーの荷物を整理し「凄く悔しかった。もっともっと活躍できた。この経験を生かしたい」とさらなる成長を誓った。22日にも2軍本拠地・鎌ケ谷に移動し、練習を再開する。ストイックでお金に無頓着な20歳だが球団から最大限の評価を受けることになりそうだ。
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No.2079 2014年10月22日 (水) 13時31分 |