何か記念に書いてください
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図書館の書架と書架の間を散策するのが好きである。
四、五日前、漫然と歩きながらホラーと恋愛と歴史以外のものを探していた。
最近特にはまっている作家がいないので自由きまま。テキトーに手に取ったのが荻原浩の『四度目の氷河期』であった。
最近直木賞を取った名前だがこの本の中身は何か。非現実的な表紙の絵にひかれた。
主人公・南山渉は母子家庭。父は死んだと聞かされたワタルは博物館でアイスマンを見てから自分の父がクロマニヨン人だと思い込む。
このへんが奇想天外でストーリーに引き込まれぐんぐん読んだ。先へ先へと駆り立てる技量がある。
やや多動性障害のあるワタルが成長していきやがて父を求めて寒い国へ旅立つ展開。
知り合ったサチとの恋物語もうきうきする。恋愛が入っていたがういういしいから許す。
こういうタイプの小説をドイツ文学ではEntwicklungsromanと習った。ゲーテの『ヴィルムマイスターの修行時代』が代表的なもので、主人公の精神的成長をテーマとする「発展小説」などと邦訳されているようである。
『四度目の氷河期』はまさに日本版Entwicklungsromanであった。
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